神児研
 
(しんじけん)
  
オリエンテーション
 
野外炊事の前のオリエンテーション。当日は37℃予想という日差しの強さがありましたが、炊事エリアは木陰に覆われて暑さも和らぎます。鉈を初めて使う人もいて、行事委員からの扱い方のレクチャアを受けます。
 
薪割り

扱い方を習ったら、次は実際にやってみます。最初はちょっとおっかなびっくり、腰がきまらず上半身だけに力が入ります。先輩のポイント指導を受けながら少しずつ手馴れていきながら、パカンと割れると気持ちもいいもの。木の湿り気、節の硬さ、体験することが五感を磨いていきます。
  
火おこし

マッチと新聞紙と薪だけでの火おこし。経験の少ないメンバーが多いグループはなかなか薪に燃え移ってくれません。他のグループを参考にしたり、行事委員が手助けしたり。竈を一つにするか二つ使うかも考えどころ、そして煙は目に痛い、ネット閲覧だけでは体感できないことを学んでいきます。
(写真の班は手早く着火してました!)
 
昼食づくり

献立はカレー。その内容はグループに任されます。事前に購入してきたものを持ち寄り各班のオリジナリティが溢れます。
出来上がりの早い遅いはもとより、煮えた煮えてない、焦げた焦げてない、多い少ない、ゆるいゆるくない、いろんなカレーとなりました。飯盒はどの班も吹かないままに炊き上がるという結果。蓋のはまり具合か最近の仕様か?
 
大切な片づけ

食べたらお片付け。借りたときの状態にきちんと戻しての返却です。行事委員の岡田さんが厳しくチェックをしてくれますが、キャンプ場のチェックはさらにさらに厳しく、洗い直しが続発。それもまた貴重な体験。
 
グループワーク

食休みのあとは、子どもたちとの活動にも活かせるグループワーク。来年度もありますので内容はヒミツですが、活動時間、グループでの協働、ちょっとした達成感、活動そのもののワクワク度、などを体感してもらいます。施設に持ち帰ってどう活かしていくのかは参加者それぞれに任されますが、いろんな活動を試しながら、子どもたちとの活動を豊かにしていってくれればと思います。
 
参加者感想

・子どもとキャンプするときのアクティビティや焚火の仕方、野外炊事など、緊急時から普段まで役に立つと思いました。
・困ったことがあったら人のことを頼るという大切さを、子どもに伝えたいと思うことができた。
・大人こそ日々を子どもたち以上に楽しまなければと感じました。そんなの大人の姿を見せて”大人になるのも楽しいよ”と伝えられたら良いとと思いました。
・他施設の先輩の話を聞き、この先頑張っていこうと思えた。
・普段の研修のグループワークとはまた違い、楽にコミュニケーションがとれ、楽しむことが出来ました。
・運営の人たちが近すぎず、遠すぎずな距離でサポートをしてくださってやりやすかった。
・詰め込み過ぎない内容で余裕をもって参加できた。
・他の班や運営委員の方との交流がもう少しあると良かった。
・ステップ2があったら、自然の物を使ったり、レクのレパートリーを増やして実践で使えるようになりたい。
・他施設の環境や考え方、自分のまったく知らない先輩からのアドバイスを聞くと視野が明るく開けてくるような気がした。
・座学の研修ではなく活動を含めた研修はより関わりを持って行うことができるので、一日だけでしたが同じ班の人と密に関わることが出来たので充実しました。
 
 
野営長より(白山愛児園 角田さん)

第59回の歴史ある野外活動研修会にて野営長を務めさせていただきました。

前回までの野外活動研修会は、1泊2日を山中湖で過ごしながら野外活動の理解を深めていく研修でした。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で、運営委員会すら開催できず、約3年間野外活動研修会の実施できない期間がありました。その中で野外活動研修をどのように復活させていくのか、行事委員会が主となり考えてきました。

今回の野外活動研修会を実施するにあたり、前回参加していたカウンセラーの先生と話をさせていただき、先生たちがどのような思いをもって野外活動研修会を実施してきたのかを知り、そのうえで自分たち行事委員がどのような形で歴史のある野外活動研修会を作っていけばいいのかしっかりと考えていかなければならないことを痛感しました。自分たちで研修内容を考えていく中で、前回まで実施していた野外活動研修会とは異なる形となったことにより、どのような問題や課題が出てくるのか、そもそも野外活動研修会と名乗ってもよいのか等、私自身不安な気持ちを払拭できないこともありました。事前研修を経て、野外活動研修会当日を迎え、参加してくれている職員が自発的に動きチームとして1つにまとまっている様子を見たときに、今までカウンセラーの先生方が積み重ねてきたことはこれなのかと感動しました。また、当日は35度を超す猛暑のなか、一人として体調不良者を出さずに最後まで実施できたことは、野営長として、参加者の皆様とスタッフに感謝しかありません。

目標にしていた野外炊事の基本(薪割り・火起こしなど)を経験すること、様々な活動を通して、職員相互の親睦を深めること、に関しても、皆様のご協力のもと達成できたと感じております。

来年度はどのような形になるかわかりませんが、第60回という節目の研修会となるため、参加者全員が目標を達成し、意義のある研修になるよう行事委員一同今後も精進して参ります。

 
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川崎こども心理ケアセンター   かなで 内
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かなで 副施設長 村岡
(神児研 会長)
Email: shinjiken☆nifty.com
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