「野球・ソフト大会」

施設間での野球・ソフト大会。2日目はことに記憶に残る一日でした。定期的な降雨によるグランド整備を、動ける大人が総出で汗と泥にまみれながら何度も行いました。その姿を感じながら中断中のウォームアップをする子どもたち。そして試合再開時の笑顔。施設の大会ならでは、神奈川ならではの光景でした。

小規模化・地域化が進むなかで、どのチームにも試合もままならない小さい子や、決して運動が得意ではない子が加わります。互いに弱点を抱えていることを承知しながら、そこを含めてチーム一丸となっていく。勝利至上主義でない戦い方、まとまり方が、導き手となる大人の気持ちとして伝わっていきます。

正規チームが組めない施設は交流試合への参加ができる。参加チームの少なさはトーナメントとリーグ戦を併用する。これだけ工夫が凝らされた大会は他に例を見ません。価値は傍目から問われるものではなく、工夫のなかに創り出されていくものだと実感できる大会でした。